世の中には、たくさんの不動産がありますがこれらの不動産は必ず誰かの持ち主といえます。
もちろん最近は、空き家なども出てきておりそれが大きな問題となっているものの、それ以外は基本的に誰かが所有していると考えた間違いありません。
このような状況の中で、共有名義と呼ばれるものが存在しています。
この共有名義と言うのは、簡単に言えば1つの不動産に対して2人以上の名義人がいることです。
通常であれば、1つの不動産は1人が名義人になっているはずですがいろいろな事情から2人が名義人になっていることも少なくありません。
この共有名義の場合には、一体どのような問題が出てくるのでしょうか。

なぜ共有名義になるのか理解する


共有名義の問題が起こった場合、そもそもなぜ共有名義になるのか理解しておきたいところです。
通常であれば、1つの不動産は1人の名前しか書かれておらずその人が名義人になっており、その名前で登記がされているはずです。
日本の住宅のほとんどはそのような住宅かもしれません。
しかしそれにもかかわらず、なぜわざわざ共有名義にしているのかは必ず知っておかなければいけません。

共有名義が発生する理由の1つは、はっきり言えば相続が発生した場合です。
例えば、親が不動産を所有していたけども、その親がなくなったとします。
そうすると、子供がいればその子供がその不動産を相続することになるでしょう。
不動産を相続する場合、お金等も当然相続するわけですが不動産そのものを2人の子供がいたとしたら2人で分けることになります。
この状態が共有名義の状態と言えるでしょう。
もちろん、1人の人が不動産を相続しもう1人の人がそれ以外の財産をもらうといった形で問題ありませんが、一旦は共有することになることが多いです。

もう一つは、結婚した夫婦がそれぞれ財産を半分にしようと考えている場合です。
今までは、夫が名義になっていましたが離婚等で揉めることが多いため、それらを見越した上で最初から共有名義の状態にして不動産を取得するわけです。

共有名義の状態では問題が出る場面が多い

例えば相続をした場合は、不動産が相続される事もありますので、この場合共有名義になることがほとんどです。
この共有名義になった場合には、必ず何らかのトラブルが起こる可能性があります。
もちろん、例外もありトラブルが全く起きないケースもあります。
なぜトラブルが起こるかと言えば、そもそもその不動産自体を使うことができないケースがほとんどだからです。
日本で一般的な住宅は4 LDKないしは3 LDKの一戸建て住宅です。
もちろんマンションで3LDKに住んでいる人もいるかもしれません。
マンションであれば、賃貸ではなく分譲マンションの場合はそれを相続することになればその部分が共有名義の不動産と言う形になります。
当然戸建て住宅であっても同様のことが言えるかもしれません。

ただ実際に、その不動産に2人が住み続けるかと言えばすまないケースが多いです。
特に、子供が2人とも結婚して家庭を持っている場合、家族ごとその不動産に引っ越してくると言うケースはあまりありません。
より家の住宅に2つの世帯が一緒に住む事は日本ではあまり考えられないわけです。
当然もともと住む家がそれぞれの家庭にあるならば、わざわざ名義があったとしてもそこに住み続ける事は考えにくいといえます。
それ故、共有名義の状態では空き家になるか、あるいはそれ以外の方法で処分をせざるをえないといえます。

所有名義の時どのようにしたら良いのか


親の相続の場面においては、子供が2人以上いた場合それぞれが所有名義人としてその不動産の持ち主になります。
当然ながら、それを利用するのは難しいでしょう。
子供たち全てがその家に住むわけにはいかないからです。
例外的に、豪邸のような住宅があった場合は、もしかしたらそれぞれ分割してそこに住み続けることができるかもしれません。
土地を共有する場合であっても、かなり広い土地の場合は、それぞれが分割しそこに住宅を建てることも可能です。
しかし日本ではそのような事例は少なく、特に東京都内や都心部に関してはまずそのような事例を見かけません。

では、そこは一生空き家になるのかと言えばそのような事はなくそれぞれ処分の仕方があります。
例えば兄弟3人いた場合、1人の相続人がその住宅に住むことができます。
ただ残りの2人はその人に住宅を売却しなければいけません。
30,000,000円の価値がある不動産の場合には、それぞれ10,000,000円ずつの割合で共有名義人になりますが、1人の人が住む場合には、残り2人はその部分を売却し、そこに住む人から10,000,000円分のお金をそれぞれもらうことになります。

まとめ

主に相続をする場合には、基本的に所有名義の不動産になるケースが少なくありません。
ただ所有名義の状態でそこに住み続けることができるかと言えばやはり難しいものがあり、何らかの形で処分をしなければいけません。
1つの処分の方法として、相続人が3人いた場合を例に取ってみると1人の相続人がその不動産を完全にもらう事もできます。
残りの2人の分に関しては買い取る形になりますので、残りの2人は持ち分を完全に売却し、その分お金をもらうことになるでしょう。
このような処分方法に加えて、完全に第三者に売却する方法などもあります。

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